2009年12月11日金曜日

貧困と貧困率



最近、日本の貧困率が公表されました。
OECD加盟国中4位の高さだそうです。
確かに、日本は物価が高く、生活の豊かさを体感できない国です。
また、何らかの事情で生活に困窮している人がいるのも事実です。

しかし、それはあくまで世界で指折りの経済大国内でのことです。
貧困の定義は、労働をしても一日1米ドルをもらうことができないことです。
それに対し、厚生労働省が発表した貧困率とは、日本国内での年収の中間を基準として低所得者がどのくらいいるのかを表したものです。

2枚の写真は、インドの同じ通りで同じ時間に写したものです。

上の写真は、結婚式のパレードの様子です。
新郎は馬に乗り、バンドの音楽で行進して祝宴の会場に向かいます。

下の写真は、その様子を眺めている痩せこけた物乞いの人です。

インドのスラムには、捨てられた残飯しか食べたことのない人が多く存在します。
生活保護や保障によって、たばこやお酒を買い、携帯電話を持ち、ワクチンを受けて、子どもも養える国は、彼らの目にどう映るのでしょう?

本当の貧しさ・豊かさの基準は、富の多さ・少なさではありません。
聖書は、貧しいことが神からの罰とも、大富豪であることが罪とも書かれてはいません。

人の心には、本当の神様しか満たすことができない領域があります。
それは、主イエス・キリストの恵みによって体験できるのです。
                 
              コリント人への手紙 第二 8章9節

0 件のコメント:

コメントを投稿