2010年7月8日木曜日

何が異端なのか


もう、15年以上も前の話になりますが、あるセミナーの講師をしました。
内容は「異端への伝道」でした。
休憩時間に一人の外国人が日本語で「ちょっと、いいですか?」と話しかけてきました。
その方から「カソリックは異端ですか?」と質問されました。
この男性(もちろん、僕より年上です)は、じつは、現役の神父だったのです。

彼への回答は、異端であるかないかは聖書だけが基準であること、異端の定義を誤用することや、拡大することは正しいことではない。
自分が所属する団体と解釈が異なる、自分が指示する神学と異なることが異端ではない。
聖書には、異なるキリスト、異なる福音(救いには信仰だけではなく行いが必要)の教え、また、聖書が神の霊感により与えられたものであることを否定するならば、異端であると書かれていることを伝えました。

その神父は、安堵の表情を浮かべて、カソリックの教義に非聖書的なものがあること、それらを改めて聖書に戻そうとする内部の運動があることを打ち明けてくれました。

それが、プロテスタントでもカソリックでも、~派、~主義であっても、聖書はそう名乗ることが正統なクリスチャンであるとは書かれてはいません。
罪を悔い改め、キリストを信じ、新しく生まれた者、それが聖書に書かれている唯一のキリスト者の定義です。

使徒の働き 11章25~26節

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