2010年11月30日火曜日

インドの結婚事情


インドに滞在している時には、ほぼ毎日、カルチャー・ショックの連続です。
まず、新聞を見ると、結婚相手の募集広告がぎっしりと並んでいることに驚かされます。

この国では、自由恋愛による結婚は、ごくまれであり、親が決めるか、お見合いが主流となります。(どちらにしても親の介入は避けられません)

広告の内容は、年齢、学歴、年収、肌の色、親の職業、食事(菜食主義者か否か)アピールポイントなどが掲載されています。
また、広告欄には分類があり、「カースト」を初め、「障害の有無」「離婚経験者」「未亡人」などに分かれています。

良いところも幾つかあり、親の意見を大切にすることや、ある種の倫理観(結婚前には恋愛関係にならない)などは見習うべき点でしょう。
しかし、「嫌いな人と結婚させられる」「異なるカーストでは結婚できない」「娘の持参金(ダウリー)のため家や農地を売り、借金まで抱える」など、この国ならではの問題もあります。

結果として、みなしごや孤児の多さ、離婚の多発(結婚破棄される女性)、ダウリー頼みで仕事も責任も負わない男性の蔓延等、社会問題(あくまで日本人の考え)が多発しています。

結婚しなければ、相手を本当に理解できないことは万国共通です。

それだけに、決断する時には、自分自身の準備はもちろん、神様のみこころを求めることが大切です。
全てを知っている創造主は、一人一人に最善の計画を持っています。
そして、真の結婚は当事者だけではなく、親族や神の家族を含めた、人生の全てに祝福をもたらすものなのです。

箴言 31章10~11節

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