2011年7月21日木曜日

東日本大震災・学者と想定外


被災直後には、政府のかじ取りがまずく、情報が混乱していたと報道されていました。
しかし、それ以前の問題として、専門家の「想定外」という言葉が耳に残っています。

TV番組で専門家の長く難しい説明が続きました。
その後、司会者が単純な(素人はそれだけ知れば十分)という質問を投げかけると、「それは今の地震学では答えられません」という返答でした。

どれ程、多くの口から「想定外」という言葉が連呼されたでしょう。
これは、日夜、研究に励む学者のせいではなく、むしろ、この世界の専門家とはそういうものなのです。

専門家は、何でも解明しているような印象を与えることは避けるべきですし、聞く側も
~博士、~研究所が言っているのだから絶対と考えるのも問題です。

神学も同じであることは歴史を振り返れば誰の目にも明らかです。
人間の研究には、想定外がつきものです。

主イエスは、弟子たちにとってすぐれた教育者でありましたが、
彼らを教室や机の上で育てたわけではありませんでした。
この世界という畑で、神のみことばは真理であることを体験させ、
意思も感情もあり、私たちを愛してくださる天の父を見せてくださったのです。

ヨブ記 42章5節

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