2009年8月14日金曜日

友との約束



クリスチャンにとって素晴らしいことは、世界中に神の家族、また、友を持つことです。
チン・イーとシスは、一年間、英会話講師として札幌に滞在していました。奥さんのチン・イーは明るくて、誰とでもすぐ友人になれました。
御主人のシスはというと、何と料理の達人です。彼の作ったタイ・カレーは、誰もがうなるほどの絶品でした。
そんな二人がオーストラリアに帰国する時は、みんな涙・涙でした。別れの時に、硬貨をプレゼントされて、これを使うためにオーストラリアに行く約束をしました。当時は経済的な余裕がなく、ここ数年は国内・海外と忙しく飛び回っていたため、彼らに会いに行くことが出来ませんでした。
今年の2月に、ようやく彼らの住むメルボルン郊外のグレン・ウエバリーに行きました。
「本当に来てくれたのね!でも、ずいぶん長かった!」これが第一声でした。
彼らには子どもが産まれて、今の住居は、何と!プール付の中古の一軒屋でした。(ちなみに、維持費がかかるため、プールは土で埋めていました。)彼らと妹夫婦の家で楽しく過ごし、また、念願のグレート・オーシャン・ロード(十二使徒と呼ばれる岩がそびえたつ海岸)に感動し、初オセアニアを大満喫しました。
短い滞在でしたが、友との時間は人生の財産です。

こうして、友人との約束を果たしたわけですが、聖書には神と人との契約が描かれています。日本人には、分かりにくいのが契約の概念です。日本では「契約を結ぶ」と言いますが、「結ぶ」ですから状況が変わると簡単にほどけるのが日本の契約です。ユダヤ人は「契約を切る」と表現します。
聖書の時代は、この契約を破ったなら自分はこのようにされてもかまわない、と動物をほふったのです。
聖書には様々な契約が出てきますが、古い契約はイスラエル民族、新しい契約は全人類に対するものです。神は、今日に至るまで、一方的に与えてくださった契約を守ってくださる真実なお方です。たとえ、人間の状態がどうであっても、変わることのない神の契約を知るその時に、私たちは主の恵みと、その愛の深さを体験することができるのです。

エレミヤ書31章33節

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