2013年10月15日火曜日

異端の教え3 正当化される嘘


 
異端やカルトには、~のためにつく嘘は嘘ではない、という思考があります。

真実でないことを意図的に語り、自らを正当化するというロジックです。

 
そのために、「長男であったエサウの権利を得るため、弟ヤコブがイサクをだました」創世記の箇所を引用します。

 
この箇所は、神が嘘をつくようにしむけたのでしょうか?

神は嘘を喜ばれるのでしょうか?

 
主は、母リベカの胎にいる時すでに「兄は弟に仕える」と語っています。

また、エサウは長子の権利より、ただ空腹を満たすことを選択しました。

なぜ、ラケルは「のろいを受けても」と語ったのでしょう。

なぜ、兄と再会する時に、ヤコブは贈り物を用意し、七回、地に伏したのでしょうか。

 
私たちにも、このようなことはないでしょうか?

他の人との和を乱さないために~。

ぐずっている子供をなだめるために~。

自分の責任を免れようとするために~。

痴呆症になったお年寄りを説得するために~。

 

しかし、嘘はあくまでも嘘です。

人の怒りが神の義を実現させないように、嘘を正当化しても神の栄光とはなりません。

 
神は、このような愚かなまねをしたヤコブを退けはしませんでした。

人がどんなに失敗しても、神の恵みと慈しみは変わることがありません。

 
主が求めているのは、誠実な心、また、罪を犯した時に悔い改める心です。
 
 
ホセア書6章6節
 
 

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