2014年9月23日火曜日

カルト問題・真のカウンセラー


早いもので、カルトの相談を受けるようになって24年になりました。
カルト信者との対話では、この世のカウンセリングとは根本的に異なる部分があります。
彼ら(あるいは彼女ら)は、今までの人生で経験出来なかった「何か」に気づいています。
それは、大切な事や意味のある事が多いのも事実です。

しかし、聖書を真っ直ぐに読むことが出来ない状態ですから、根気強く、何度も同じことを繰り返すことが必要となります。それは、赤ちゃんや幼子を育てることと共通しています。

ですが、ここに大きな落とし穴があります。
カウンセラーは、人に依存するように仕向けてはなりません。愛情も助けも必要であり、時には叱責することも当然あります。最終的には、主との絆が強まり、成長することが願いだからです。

子供をいつまでも自分の手元に置き、自分の助けが必要な大人に育てようとする親が存在するでしょうか?

もう一方で、現実逃避が明らかに聖書に反していることも教える必要があります。
嫌な事、つらい事から、いつも逃げるのは、敗北者の生き方です。
現実逃避するために、薬物、アルコール、ギャンブル、異性等にのめり込むなら、負のスパイラルに陥ります。

困難な状況があっても、神からの希望と助けにより乗り越えていく。それが、世に勝つ信仰だと聖書は語ります。

キリスト者のカウンセリングは、人知を超えた、偉大な真のカウンセラーの元へと人を導く働きなのです。


イザヤ書9章6節

0 件のコメント:

コメントを投稿