異端(全てが当てはまるわけではない)とカルトの共通点に、その特殊な教育方法があります。一般社会では、マインド・コントロール(以降MC)と呼ばれています。
大きく分けると、信者やメンバーを四つの点でコントロールします。それは、思考・行動・感情・情報です。クリスチャンは、信仰とマインドコントロール(人のテクニック)の違いを知り、見分けることが重要です。
最初の思考ですが、MCは、聖書を理解する、救いをえる、幸せになる、正しく判断するには、教祖や組織が無ければ出来ないと教えられます。
言い換えるなら「教祖や組織の指示は絶対である。なぜなら、それだけが神の指示だから」という教えです。多くの人々は、傷つき、矛盾を感じ、不安があるにも関わらず、教祖や組織に、従わざるをえない状態になります。
本当の信仰は、神が、指導者や教会に語るように、私にも語って下さる。あるいは、神は、指導者や教会を用いて導いて下さるように、私にも導きを与えて下さる。
なぜなら、神のことば(聖書)と聖霊様(助け主)が、語り導いて下さるからです。
指導者や、教会が聖霊によって導かれているなら、そこには、神の愛と満たしがあります。また、幼子の時は全てが分からなかったとしても、神の愛と平安があります。
大前提として、MCは、人が人をコントロールします。それは、活かして育てることと、本質的に異なります。教祖や組織の目的は、愛以外の目的(名誉、金銭、地位、支配願望や自己実現)を満たすことにあります。
聖書では、弟子たちは、人である自分の弟子とするのではなく、キリストの弟子を育てました。そのために、弟子たちも神のことばを信じ、聖霊に満たされる必要がありました。使徒の働きのタイトルは、正しくは、使徒を用いた聖霊様の働きという意味になります。
クリスチャンの思考は変えられていきます。それは、最初のアダムから受けたものから、最後のアダムである主キリストから受けたものへのシフトです。それは、義と平和と聖霊による喜びをもたらしてくれるのです。
ヨハネの福音書14章26節