2017年12月11日月曜日

イスラエル事情


トランプ政権の決定が、ニュースを賑わしています。
事実は、アメリカは、1995年に大使館をテルアビブからエルサレムに移転することを決定しています。しかし、歴代大統領は、それを6か月ごとに延期するサインを続けて来ましたが、ここに来て、それを実行する人物が現われただけです。実際に、トランプは選挙の公約としていました。また、今年4月にロシアさえ、西エルサレムをイスラエルの首都と認めています。事実を知れば、現在の全てのメディアが一致してトランプ叩きを行っている背景が見えてきます。
イスラエル側から、ネタニヤフ首相は「歴史とユダヤ人は、勇気ある決断を忘れることはない。」と発表され、リブリン大統領、エルサレム市長からも、最大級の感謝が送られました。
パレスチナ人側では、アッバス議長が、ハマス(テロ組織)に、連絡し協力して対応することに合意したということです。アルジャジーラを通じて、トランプ大統領の決断が、パレスチナ・イスラム教徒、自由な世界の怒りを呼び起こし、これから何が起きるか見ているがいい。今後、イスラエルが存在すると思うのか。」という憎しみを込めた脅しととれる発言をしました。また、12月2日には、パレスチナ自治政府が、エジプト、フランス、ヨルダン、クエート、チュニジア、トルコ、カタール、サウジアラビアの8か国に対して、大使館移転へ反対するように要請し、この決断が和平プロセスを妨げるものになると警告しました。
つまり、アメリカとイスラエルに対し、平和を作ろうとしないので争いとテロをすると言い、この8か国は過去、その脅しに対して、戦闘行為やテロ行為も黙認してきたということです。
それだけではなく、国連・ユネスコも、イスラム教側と同じ判断に立っています。
アメリカとイスラエルがすることは、大使館の場所を移動することです。それに対し、パレスチナはイスラエルを消滅させ、アメリカをテロの標的にすると言っています。一体、どちらが攻撃的で破壊行為をとっているのでしょう?
現在、イスラエルでは、いつテロが起きてもおかしくない状態で、緊張が高まっています。
エルサレムの平和のために祈っていきましょう。

ゼカリヤ書12章2~3節

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